私は社会人5年目にしてすでに4社目に就職している、いわゆる「転職回数が多い」という転職ハンデがありました。
しかし、こんな私でも残業0×フルリモートの「ゆるくて」「自由な」職場に就職することができました。
「バリバリ働きたい!」という人もいるかもしれませんが、多くの女性は
「ガッポリ稼げなくていいから、あまりストレスのない職場で自由に働きたい」
と願う、いわば”バリキャらない女子”なのではないでしょうか。
実は私は、2社目と4社目でゆるい職場を引き当てているので、「ゆるい職場が求める人材」や「ゆるい職場の見つけ方」も感覚的に分かります。
ですので今回は、私の転職経験から、「ゆるい職場の見つけ方」とそれに付随する不安などについて丸っとお話しします!
※今回は「事務」「エンジニア」「マーケティング」「経理」などのオフィスワークに限定した内容です。サービス業などは「ゆるい」の定義も異なると思いますのでご了承ください。
そもそも「ゆるい職場」とは
「ゆるい」の定義は人それぞれだと思いますが、以下の条件があればおおむね「ゆるい」と言えるのではないでしょうか?
・有休がとりやすい
・残業が多くない
・休日(会社規定休日)の出勤がない
・リモートワークOK
・服装や髪型、ネイルなどが自由
・副業可能
・収入は平均程度かそれ以上
・怒鳴ったり理不尽な要求をする上司がいない
・性差がほぼない
基本的に、”自分の担当するタスクやゴールを期限以内に達成していればOK”かつ”順当にこなせば残業なしで終えられる業務量”の会社は「ゆるい」会社だと言えるのではないでしょうか。
他にも「好きな時に飲食可能」「業務中電話に出てもOK」「始業時間前に来るのが暗黙の了解になってない」などいろいろあると思いますが、このような「当たり前」な条件はあえてリストアップしていません。
むしろ「ダメ」な方がおかしいと思うので…。
「ゆるい職場」の見つけ方は?
でも「ゆるい職場」なんて入ってみないと分からないじゃん!
と思う方も多いかもしれませんが、だいたいは「求人」と「面接」で分かります。
求人から「ゆるい職場」を探す方法
求人で見分けるには、そもそも検索条件を厳しめに探してみることが重要。
バリキャリからゆるい職に転職した友人も「検索条件を厳しめにして、引っかかった求人への選考に一極集中した」と言っていました。
でも優良企業ってなかなか人が辞めないし、紹介から採用したりするから、求人サイトにはあまり出てこないって聞いたよ?
たしかに、こういう意見もありますし、事実でもあります。
しかし、だからこそ妥協ナシの検索条件で、かついろんなサイト・エージェントに登録してアンテナを張る意義があります。
妥協なしの検索条件で求人を探していれば、いつかは理想の職場に出会える
面接で「ゆるい職場」を見抜く方法(質問例も伝授!)
面接に進んだら、実際に一緒に働く方や、長年その会社を見てきた方とお話ができます。
せっかくなので「本当にゆるい職場かどうか」を面接で見極めましょう。
私は「前置き」や「補足」をつけて質問していました。
私が実際に面接で聞いていた例文を置いておくので、ぜひ活用してみてくださいね!(丸パクリOK!)
どれも、この質問をしたうえで次の面接に呼んでいただけたり、内定をいただけたので、NG質問ではないはず
残業はどれくらいですか?
→残業を悪としているわけではないのですが、以前の会社は法外な労働時間で休息や勉強の時間が満足に取れなかったため教えていただきたいです。
リモートワークはできますか?
→リモートワークも選べますか?前職で「休むほどではないが体調が悪い」というときに在宅が選べて助かった経験があったので、あれば嬉しいなと思っています。
有休はとりやすいですか?
→正直なところ、プライベートの人間関係も大事にしたいと思っています。有給休暇の取得状況や取りやすさについて、〇〇さん(面接官)視点で感じることをお聞かせ願えますか?
服装やネイル、髪型・髪色は自由ですか?
→・パンプスや革靴が苦手なのですが、靴は自由なのでしょうか?
・みなさんどのような服装で仕事をされていますか?スーツや制服ですとタイピングがしづらいので、腕が動かしやすい服装でも良いか知りたいです。
・髪色やネイルは自由なのでしょうか?規則があればあらかじめ聞いておきたいです。
副業できますか?
→御社は副業可能でしょうか。趣味で〇〇(ブログや絵描き、動画制作など)をしているのですが、将来的に収益化する可能性もあるので、先に確認しておきたいです。
上記のような聞き方をして、はぐらかしたり微妙な反応を見せる会社は、ゆるくない=お堅いまたは激務な職場である可能性が高いです。
人事の友人いわく「逆質問はミスマッチを防ぐためのものだから気になってることはちゃんと聞いて!」
コツとしては、「あくまでも働き方をイメージする材料として」「入社後に『知らなかった!』とならないよう、念のため」感を出すことが大事です。
【攻略術】ゆるい職場の内定率を上げる方法
求める人材像に沿ったアピールで内定率up
「たまたま求人を出していた優良企業」に内定をもらうには、その企業が求める人材に沿ったアピールが必要です。
たとえば私は、現職ではSEOスキルやライティングスキルを買われて内定をいただきました。
求人や企業HPからどんな人材が欲しいのかを見極め、自己PRしましょう!
・素直で勤勉な人
・意識高くスピード感がある人
・穏やかでコミュニケーションを大事にする人
面接官と仲良くなると内定率up
私の友人は、スキル面ではなく面接官と仲良くなって採用されたとのことでした。
私の今のゆる職場も、「いまのメンバーが働きづらくなるから、合わなそうな人は採用しない」と言ってました。
さまざまな企業の面接を受けてきて、ホワイトそうな会社ほど「この会社に馴染めるか」が重視されると感じます。
面接で「うちの会社にいそう」「一緒に働きたい」と言っていただけた会社ほど、選考が進んだよ!
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ゆるい職場を見つける転職サービス
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ブラック企業を厳しい基準で排除し、「優良企業」の求人を多く抱えているエージェントを紹介します。
UZUZ
UZUZはブラック企業徹底排除をうたう、第二新卒向けのエージェントです。営業がシステム化されたIT系企業の求人も多く、「ゆるく働きたい!でも給料とやりがいも欲しい!」が叶いやすいのもポイント。
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土日も連絡が取れるので、在職中でもしっかりサポートが受けられます。
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「ゆるい職場」のここが不安!
スキルが身につかないのでは?
「ゆるい職場」「ホワイトな職場」と聞くと、「スキルが身につかなくて他で通用しなくなる」と言い出す人がいるのですが、ではブラック企業で身を粉にして働いたら市場価値が上がるのでしょうか。
怖い上司の機嫌を伺ったり理不尽な要求に応えて残業することで、果たしてスキルは身につくのでしょうか。
私は無駄な時間が「ゆるい職場」より多いだけに見えてしまいます。
ホワイト企業にしろ、ブラック企業にしろ、「市場価値のあるスキル」が身につく業務内容ならスキルは身に付きますし、雑務しかしていなければスキルは身に付きません。
…という、当たり前の話になります…。
同じスキルがつく仕事をするなら、ブラック企業よりもホワイト企業のほうが良くないですか?
ほとんどの場合、「ゆるい職場だとスキルが身につかない」は、激務な人が環境を変える行動力がない自分を正当化するための言い分だと思います。
もちろん「ゆるい」って言っても、業務がなくてネットサーフィンしているだけ…だったら話は別ですが
「ゆるい職場で汎用的なスキルも身に着けたい」と思うなら、それも面接や求人で確認してから応募すればいいだけです。
ちなみに私は今の会社でいきなりtoB向けのLPを作成させてもらったり、Google広告とYahoo広告の認定資格を取得したりするなど、ゆる職場でも着実にスキルを身に着けてるよ◎
スキルや成長を求める人は、条件面だけでなく業務内容や裁量度合いも面接で確認するのがベストです◎
求人に嘘があっても見抜けないのではないか?
よく「〇〇と書いてある求人に注意!」というようなツイートがツイッターで出回っており、不安になってしまう人もいるでしょう。
しかし、現代では求人で嘘を書けばSNSや掲示板で簡単に悪い口コミが広まってしまいます。
また、「転職会議」などの企業口コミサイトやGoogleマップに評価が書かれる恐れがあり、なかなか求人に嘘は書きづらい時代だと言えます。
とはいえ、求人の記載内容と私の認識に齟齬がある可能性もあるため、私は企業の口コミを検索し、納得した企業のみ応募していました。
手間だけど、今後のために必要な手間!
小企業やスタートアップ企業だと口コミ自体がないこともあります。
安心して企業選びするためにはそういった企業は避けることも一つの手です。
そもそも設立間もない企業は成長重視で「ゆるい職場」とかけ離れている可能性が高いですし、人数が少ない企業は一人あたりの業務責任が大きく休みづらい可能性が高いので、「ゆるい職場」探しにおいては避けるのがベターと言えます。
もちろんあくまで可能性の話で、小さい規模でもゆるい職場はあります。
給料が低いのではないか?
「ゆるい職場」=給料が低いという印象がある方も多いと思いますが、業界や会社の成長具合や業務内容によって異なります。
ちなみに私は激務企業2社に勤めていた時よりも、ゆる企業2社のほうが給料は高かった…(笑)
どちらも同年代の平均年収以上だよ◎
ただ、確かに「年収1000万ほど稼ぎたい」という人なら、どの会社でも残業や休日出勤ありきでバリバリ働く必要がある、つまり「ゆるい職場」で高収入は無理なのかなと思います。
しかしそれは本業だけで稼ぐ場合であって、残業していた時間を副業に充てて稼げば、バリキャリの民以上に稼ぐことも可能。
雇われの本業だけで稼ぐことを考えるなら、確かに「ゆるい職場は給料が低い」と言えますが、「ゆるい職場はプライベートの時間を自由に使える=もっと稼ぐことも可能」とも言えます。
ちなみに私は副業収入が本業収入を超えた!
ブラック時代より総労働時間は減ったのに、給料は2倍に‥‥!
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デメリット(と、その対策)
とはいえこのデメリットも私が感じたものであり、人によってはむしろメリットにしか感じないかもしれません。
完璧な職場なんてないので、デメリットがあっても私は「ゆるい職場」を選びたいと思いました。
ストレスが少ない
…いや、良いことじゃん!
と思うかもしれませんが、「イライラしない」「苦しくない」環境に長くいると、私の性格上
今日は何も頑張ってない…
と錯覚して焦ってしまうときがあったんです。
そもそも「頑張ってなきゃ生きてる価値がない」なんてこと、ないのにね…
なので、最近は「ストレスが少ない=頑張ってない」と捉えるのではなく、「ストレスが少ない環境を勝ち取った!その分副業や家事を頑張ろう!生活習慣を整えよう!」と前向きに捉えるようにすると病まなくなりました◎
リモートだと出会いがない
フルリモートかつムダな飲み会もないと「出会いがない」というのが小さなデメリットとしてあるなぁと感じました。
恋愛に限らず、新しい環境で交友関係が広がらないのは少し寂しいと感じています。
そこで私は、Slackでやり取りする方の出社日程を把握し、ランチに誘ったり共通の話題を見つけたりしています。
そもそも現代において職場恋愛はかなり減少していると言いますし、リモートでなくても恋愛的出会いは期待しづらいです。
恋愛がしたくなったら、今時らしくマッチングアプリを使えば良いですし、残業がないからこそスクールに入ったり異業種交流会に参加したりしています。
ブラック時代よりも交流が広がった!
自分もご機嫌でいるからこそ、楽しく過ごせるのかも。
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